アキレス腱炎|初期のメンテナンス

アキレス腱炎といっても、その症状や原因はさまざまです。
痛む場所の範囲や大きさ、発症からの期間、原因となったもの(スポーツや日常生活)など、おひとりおひとりで状況は大きく変わります。

基本は安静|しかし期間は人それぞれ

アキレス腱炎の改善において最も大切なのは安静です。
特にランニングやジャンプ動作など、アキレス腱に負担がかかるスポーツを行っている方は、走るたびに痛みが増す感覚をよくご存じのはずです。

しかし問題は、「どのくらい安静にすれば治るのか」が明確に分からないことです。
実際、数年から最長30年間も痛みに悩まされてきたという方もおられるのが現状です。
一方で、医療機関にかからず安静にしていたら自然と痛みが消えたというケースも少なくありません。

初期の痛みはアイシング

発症からまだ2~3日程度の初期アキレス腱炎の場合、安静にしていれば自然に回復する可能性があります。
逆に、どれだけ休んでも改善しない場合もあり、見極めは難しいです。

そのため、痛みはじめて間もない方はまずアイシング(患部の冷却)を試すことをおすすめします。
冷却の方法はこちらをご参照ください。
※凍傷のリスクがありますので、リンク先をよく読んで自己責任で行ってください。
アキレス腱炎|アイシングのすすめ

早く治したい場合は治療も選択肢に

「近々スポーツの大会がある」「練習を休めない」など、早期回復が必要な場合は専門的な治療が有効です。
当院では治療後も数日間の安静を推奨し、症状の安定を図ります。

長引くアキレス腱炎にもアイシング

慢性的なアキレス腱炎でも、アイシングは多くの方に効果を示します。
凍傷などのリスクには注意が必要ですが、基本的には副作用が少なく、湿布よりも効果的なことが多いです。
(※必ず自己責任で行ってください)

2~3週間改善しなければ専門院へ

初期症状で安静+アイシングを行っても2~3週間改善しない場合は、焦りや不安から無理をして悪化させてしまう方が多く見られます。
その段階になったら、ぜひアキレス腱炎専門の鍼灸院である鍼灸院あるくへご相談ください。